2015-09-01
東日本大震災で被災した陸前高田市立博物館所蔵のオルガンが約3年の月日をかけて修復されました。修復の過程で、日本に3台しか現存が確認されていない「海保」というメーカーが明治〜大正期に造った貴重なものだということもわかりました。その貴重なオルガンが東京国立博物館で展示されるという機会に、陸前高田市立博物館の館長や東京国立博物館のご担当の方と「このオルガンのCDを東博で録音して作りたい!」と相談し続け実現しました!ここには書ききれないほどのドラマがあり、たくさんの思いが詰まった作品になりました。中村由利子の呼びかけにすぐに応じて下さった松井五郎さんの詞の素晴らしいこと!松井さんは詞の提供のみならず、プロデュース的な観点でたくさんのアイデアを下さいました。
野島健児さんに参加の打診をして下さったのもそのひとつです。
白鳥英美子さんの歌、紺野美沙子さんの朗読は東博で録音しました。鳥肌が立ちます。
このCDを作るにあたり、色々と被災文化財を取り巻く環境についてのお話もお伺いしました。
CDの売上を通じて少しでもお役に立ちたいと切に思っております。
是非ご協力をお願いいたします。